友人とフリプしている最中にやっつけ気味で作ってしまった割には面白い動きをしたので、オルゾフカラーで新カードであるオジュタイの模範を使ったデッキを紹介します。


生物
4 僧院の導師
2 オジュタイの模範
2 アンデッドの大臣、シディシ
  計8枚

呪文
4 思考囲い
3 神話実現
2 荒野の確保
3 急報
3 血の署名
2 胆汁病
1 究極の価格
4 英雄の破滅
3 真面目な訪問者、ソリン
1 エレボスの鞭
1 太陽の勇者、エルズペス
  計27枚

土地
4 コイロスの洞窟
4 静寂の神殿
4 磨かれた痩せ地
1 マナの合流点
1 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
1 溢れかえる岸部
6 沼
4 平地
  計25枚(黒マナ20枚 白マナ18枚)

サイドボード
2 無慈悲な処刑人
3 強迫
1 消去
2 異端の輝き
2 正義のうねり
1 究極の価格
2 悲哀まみれ
2 対立の終結
  計15枚


【解説】

僧院の導師+各種トークン生成に神話実現を絡めた攻め手に追加のフィニッシャーとしてオジュタイの模範を採用しています。

まず、僧院の導師やトークン戦略が全体除去に弱いのを神話実現が上手くカバーできているので、まっさらな盤面にはなりにくいです。途中はだいたいソリンを経由しながら攻め繋ぐので、あまり全体除去は撃たれませんがね。

オジュタイの模範+エレボスの鞭によるシナジーを搭載し、前環境のオブゼ鞭と同様の完全復活コンボが出来ます(むしろこれがやりたいが為に作ったデッキです)。トークン+新シディシによる組み合わせで、極力アドロスを抑えながらエレボスの鞭を引っ張ってこれる為、狙う機会自体は多いです。(実戦でも1回決めました)

エレボスの鞭は新シディシを使い回す他、僧院の導師を復活させて後半腐った思考囲いや神話実現を唱えて無理やりトークンを生み出すことが出来ます。
(僧院の導師を復活させるコンボは効率は悪いですが、出来ないよりはずっとマシです)


【サイドボーディング】

・対コントロール
入 3強迫
抜 2胆汁病 1究極の価格
(ジェスカイコンは追加で異端の輝きを2枚投入)

・対ミッドレンジ
入 1究極の価格 2対立の終結
抜 3急報

・対赤単
入 2正義のうねり 1究極の価格 2悲哀まみれ
抜 2思考囲い 3血の署名

サイド後、特にミッドレンジ戦で感じたことは、神話実現+対立の終結はガチで強かった事ですね。相手の強力な生物とPWを同時に葬ることがかなり容易になりました。

コントロールに対しては、ゲームプランが早くない為にウギンが間に合ってしまうので割と厳しかったです。荒野の確保で若干不利は解消できますが・・なかなか厳しいです。

問題は対赤単のスパーリングが出来ていない為、どれくらい戦えるかがわからない事ですね・・。
白黒ミッドレンジにおいて採用している除去カードについて考察していきたいと思います。

【メインボード採用除去】

・英雄の破滅
確定除去でありPWも対象に取れる為、腐るマッチアップはほぼありません。コントロールも昨今はPWを多用してくる事が多く、ウギンやナーセットのような戦闘での撃破が困難な上に早々に対処しないと負け濃厚なPWが多い為、思考停止でメインに4枚採用出来る性能です。


・胆汁病
赤単やその他アグロとの遭遇を想定するのであれば少なくとも2枚はメインボードに採用しておきたいです。一応ブリマーズのようなタフネスが4以上の自分の生物に使えば、エルズペスのマイナス除去や勇敢な姿勢の破壊モードを除けられたりしますが、実戦で使ったことはないですね。


・究極の価格
単色除去ということで射程も広く優秀な単色生物が増えたこともあり、1~2枚ほどは追加の英雄の破滅枠で採用しておきたいです。アブザンアグロ以外には目立って腐るマッチアップも無いと思われるので、サイドボードを調整することで多くのデッキに対応できるようになります。


【サイドボード検討除去】

・正義のうねり
サイドボードの除去枠筆頭候補。流行りの赤単に対してライフゲインが有効な上、究極の価格と合わせて採用することで広い範囲をカバーできます。

究極の価格の射程外でこの除去が射程にとれる多色生物は、カマキリ・死与え・旧アナフェンザ・包囲サイ・旧シディシ・刃の隊長・軍族の解体者・龍王シルムガル・ゼナゴスの狂信者等です(採用率が低そうなものは除外)

こうしてみると、ライオンに対処できないぐらいで他の脅威となりそうな多色生物には軒並み対応できていますね。

また、少数ながらも黒単アグロに対しても有効なサイドカードとなります。


・異端の輝き
生物だけでなく置物にも対処できる点で優秀なサイドカード。究極の価格の射程外でこの除去が射程にとれる生物は、カマキリ・ライオン・旧アナフェンザ・包囲サイ・刃の隊長・軍族の解体者・龍王ドロモカ・龍王オジュタイといったところでしょうか。

対アブザンアグロでサイドインを検討する場合、生物除去として正義のうねりと比較するとライオンが除去できるかどうか程度の差しかないですね。

置物対策としては繋ぎ止めや払拭の光といったエンチャント系除去を退けたり、ソリンやエルズペスといったPW、熟達やジェスカイの隆盛をいったエンチャントに触れられるのが利点です。

ですが、繋ぎ止めはトークンが飛ばされていることが多く払拭の光はそもそも採用率が低いこと、ソリンやペスに関しても採用率が低下していることから、赤単が跋扈している昨今では正義のうねりの方が丸いんじゃないかと思います。


・勇敢な姿勢
タフネス参照の白い除去。コントロールにも腐らずに使える汎用性は評価できますが、これをいちいち構えながら展開すると動きがもっさりします。7ターン目にロック鳥を出す訳にもいかず、結果として自分の生物は守りきれない事が多かった印象です。

除去としてもブリマーズ・狩猟者には有効ですが、熟練連動者・嵐息吹に効かないことから手札に抱かえながら投了したことも多数なため、個人的には丸い究極の価格を採用したいですね。


・光輝の粛清
龍紀伝からの新カードで、多色の生物・多色のエンチャントを追放できます。

多色のエンチャントといってもジェスカイの隆盛くらいしか対象はなさそうですし、多色生物の除去としての使用感も正義のうねりや異端の輝きには及ばなそうな気がしますね。


・払拭の光
ソーサリータイミングの万能除去。嵐息吹に効かないのは不安要素でしたが、究極の価格が再録されたことにより黒い確定除去枠に余裕が生まれたことと、雷破の執政への対策カードとして・・・と思いきや雷破の執政は能力にも反応するんですね、城塞の包囲でもお茶を濁せないとなると相当厄介な生物ですね。

異端の輝きがブリマーズやソリン対策としてサイドインされることが多い中、払拭の光をサイドインするのはリスクが高すぎるのでやはり見送りでしょうか。


・完全なる終わり
白黒4マナの強力な確定除去でインスタントで射程も生物のみならず置物も対処可能ということで、圧倒的なスペックを持っています。

しかし嵐息吹に効かないというのは唯一にして最大の弱点で、大型生物とPWが多いグルールに一番サイドインしたいカードなのにいまいち有効でないというジレンマを抱えています。

ファッティを多く有する緑系や赤系のミッドレンジ相手にはテンポで勝ることが重要なことが多い為、いまいちサイドに取りきれない感が強いです。(あと、シディシ鞭にサイドインした際に軽蔑的な一撃でカウンターされたこともありましたね・・)


・残忍な切断
探査付の確定除去。嵐息吹に対する5枚目の確定除去としてよく採用していましたが、究極の価格の再録によって残忍な切断の採用価値は下がったと思います。

後半戦で1マナで確定除去が撃てるのは非常に強力ですが、3ターン目の脅威である熟練扇動者・狩猟者・ブリマーズのことを考えるとやはり2マナの究極の価格の方が安定感は高いと思います。


・無慈悲な処刑者
cipで生贄を強要する生物。対英雄的デッキに対して非常に安定しているサイドカードで、英雄的デッキの一般的なリストでは処刑者に対処するカードはありません(プロテクション・破壊不能で防げず・サイドの否認・頑固な否認・軽蔑的な一撃でも打ち消せない為)

加えて、最近は龍王オジュタイを採用したエスパー単騎コントロールが居そうな雰囲気なので、2つのアーキタイプに対処できるのであれば採用の検討もできると思います。

また、頑固な否認を構えてくるティムールにも有効なサイドカードな為、もうしばらくはサイドの常連になりそうです。
通販したボックスが届かず週末の大会に間に合うか不安がぬぐいきれませんが、巷は赤単が多そうなので対赤単と対ミッドレンジに有効そうなオルゾフを思案中です。
(尚、実戦での感触がつかめない為、机上の空論過多だと思います)

さすがに赤単相手に血の署名4枚採用したデッキはメインボードが絶望的だと思うので、走り出しは下記のデッキを調整して出ようかと思っています。

生物
3 スゥルタイの死者
4 オレスコスの王、ブリマーズ
3 風番いのロック
  計10枚

呪文
4 思考囲い
3 荒野の確保
2 胆汁病
1 究極の価格
4 英雄の破滅
2 骨読み
4 真面目な訪問者、ソリン
2 城塞の包囲
2 対立の終結
1 太陽の勇者、エルズペス
  計25

土地
4 コイロスの洞窟
4 静寂の神殿
4 磨かれた痩せ地
1 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
1 マナの合流点
2 溢れかえる岸部
6 沼
3 平地
  計25枚(黒マナ:20枚 白マナ:18枚)

サイドボード
2 無慈悲な処刑人
3 強迫
2 消去
2 見えざるものの熟達
2 正義のうねり
1 究極の価格
2 悲哀まみれ
1 対立の終結
  計15枚

*サイドプラン

・対赤単
 入:2正義のうねり 1究極の価格 2悲哀まみれ
 出:2思考囲い 2骨読み 1対立の終結

強力な疾駆カードが増えたためソーサリー全体除去の信頼性が低下していそうなので、思考囲いを2枚残しています。


・対コントロール
 入:3強迫 2見えざるものの熟達
 出:2胆汁病 1究極の価格 2対立の終結

わりと教科書通りの入れ替えだと思います。エスパードラゴン型は単騎型なので、追加で処刑人もサイドインする予定です。


・対ミッドレンジ
 入:2見えざるものの熟達 1対立の終結
 抜:1風番いのロック 2胆汁病

メインボードのコントロール戦略を強化して、全体除去打ちながら予示やトークン戦略で攻め繋いでいくディフェンシブサイドを取っています。


・解説

お試し枠であるスゥルタイの死者を採用したビートコントロール型の白黒中速デッキです。

赤単に対しての道の探究者は非常に心強いですが、乱撃斬等まで採用されているレシピの前では絆魂の文字を期待するのは難しそうだと感じ、ほぼ確実にブロック指定を行えるスゥルタイの死者に着目してみました。ブロッカーを焼かれて直撃を喰らうよりも確実にブロックを行えた方が不確定な絆魂よりもライフを守れるんじゃないかと思っての採用です。(実戦経験はまだですので、予想です)

またスゥルタイの死者はミッドレンジ戦ではカードパワー不足気味な探究者と違い、対立の終結でリセットしてからロック鳥の強襲の種を残せるという観点でもシナジーを形成しています。

龍紀伝より強力なドラゴンが多数収録されたため、普通にロック鳥を強襲してもジリ貧感がぬぐえないを感じた為、ロック鳥をフィニッシャーとするならば一工夫必要と感じました。(この感覚は神話実現型の白黒中速時に強く感じました)

城塞の包囲はカンモードが各種予示・荒野の確保・ソリントークンと強いシナジーを形成し、龍モードは赤単の疾駆生物や英雄的デッキに対して強力な対処手段となる他にミッドレンジ戦で後続を要求するため対立の終結でより多くのアドバンテージを期待できるようになります。

荒野の確保の爆発力もあり、全体除去後の復帰に関してはこちらに分がある様に構成しているつもりです。

スゥルタイの死者に関して構築理論だけは一丁前ですが、いざ実践となった場合にあまりに弱すぎてデッキプラン自体が崩壊する可能性も十分あります・・。
龍紀伝の新カードである神話実現について、以前の日記であげたオルゾフミッドレンジのレシピでの使用感について述べますが、神話実現はデッキ構築によってまったく使用感が変わりそうなのであくまでオルゾフカラーという限定的な視点での感想でしかないという点を留意願います。

神話実現というカード自体の方向性は、青黒系コントロールへのメタカードである事は間違いなく、1~2ターン目に設置出来た場合は僧院の導師を絡めながらハンデスや血の署名を繰り返してるだけ簡単に4/4ぐらいのサイズになれます。

また、神話実現自体にはソーサリー除去以外に対する耐性は無いので、これ単体では容易に対処されてしまいます。ブリマーズや僧院の導師といった生物と合わせて単体除去の的を散らしたり全体除去を誘ったりしながらゲームメイクするカードであると感じました。

同じ青黒系コントロール対策カードである見えざるものの熟達との比較については、神話実現は他カードとのシナジーを描きながら戦う短期決戦型で、熟達は単体で戦って行けるが本領発揮まで時間がかかる長期戦略型であると思いますね。

思考囲いや血の署名といったメインフェイズに積極的に打てる軽量呪文が無いと神話実現のサイズアップは厳しいといえるので、そういった軽量呪文を多く採用出来ないレシピの場合は単体で強い熟達の方が良さそうですね。

対ビートダウンとしての使用感は…当然ながらモッサリしているので頼りないです。1ターン目に設置出来て思考囲いや除去や急報で序盤をしのぎながら戦う感じになると思いますが、半端なタイミングで引いても僧院の導師の果敢を誘発させる程度しか仕事が無いので、サイドから全体除去を多目に積むか大人しくサイドアウトするのが賢明だと思います。

個人的には全体除去を打ちながら生き残れるアタッカーな為、生物とPWを織り混ぜて攻めてくるグルールやアブザン系ミッドレンジ相手に強く立ち回れる可能性があるかも…と夢見てメイン・サイドをもう少し調整してみようと思います。

何にせよ、手放しで強くなく構築意欲を掻き立ててくれる神話実現は面白いカードだと思います。
強迫再録により1マナハンデスが一層充実したことにより僧院の導師がより確実なフィニッシャーとして期待値が上がったことと、龍紀伝より登場する神話実現が僧院の導師と同一のコンセプトでフィニッシャーとして期待出来そうな雰囲気を持っていた為、とりあえず組んでみたレシピです。

生物
4 僧院の導師
2 オレスコスの王、ブリマーズ
2 風番いのロック
  計8枚

呪文
4 思考囲い
3 神話実現
3 荒野の確保
4 血の署名
4 急報
2 胆汁病
1 究極の価格
4 英雄の破滅
3 真面目な訪問者、ソリン
  計28枚

土地
4 コイロスの洞窟
4 静寂の神殿
4 磨かれた痩せ地
1 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
2 マナの合流点
5 沼
4 平地
  計24枚(黒20枚白18枚)

サイドボード
2 オレスコスの王ブリマーズ
3 強迫
2 消去
1 究極の価格
3 悲哀まみれ
2 対立の終結
2 太陽の勇者、エルズペス

血の署名を4枚採用する事により土地を24枚に削減。その代わり確実に2ターン目に黒黒を出せる様にマナの合流点まで採用して黒マナ合計20枚を維持。

前環境までは後手を取った際に1ターン目に思考囲いをキャスト出来なければ最速で唱えてディスカードしてしまう血の署名は私の中でかなり価値が低かったですが(加えて採用枚数を抑えるのであれば骨読みの方がよっぽど効率的だったので)神話実現の採用により1ターン目に行動できる確率が上がったことに加え、僧院の導師キャスト後の4ターン目に血の署名+αのダブルアクションが安定したことにより血の署名をフル採用してみました。

可能であれば1ターン目に白マナ、2ターン目に黒マナx2、3ターン目に黒マナx2と白マナx2を実現するマナ基盤を安定して描くには上述の土地基盤は不可欠であり、3色デッキには出来ない無茶が2色であれば理論上は可能なので、3色デッキと比較しても2色で構築するメリットを残せていると思います。

軽量のドローソースが増えるほど僧院の導師は強力なカードになるため、血の署名フル採用は僧院の導師をもっとも強力に使用する手段の一つだと考えられます。

サイドボードはあまり深く考えていないので、プレイした感触次第で変更していく予定です。(そもそも神話実現が採用レベル足りえないという可能性もありますが・・・)

一応サイドプランは下記のイメージで構成しています。

対コントロール
・抜 胆汁病2 究極の価格1
・入 強迫3

対高速ビートダウン
・抜 思考囲い4 血の署名4
・入 ブリマーズ2 究極の価格1 悲哀まみれ3 エルズペス2

対ミッドレンジ
・抜 急報4
・入 対立の終結2 エルズペス2
*相手の色によって異なりますが

というのがざっくりしたサイドプランとなります。

荒野の確保+ソリンのパッケージはそれなりに信頼していますが、神話実現の使用感が未知数なため、対戦を重ねていくことで判断したいと思います。

オルゾフと検索してタルキール環境のデッキがあまり見受けられないのが寂しかったので、拙いレシピながら載せてみました。3色環境でも白黒が好き!という方の参考になれば幸いです。

・テーロス~運命再編環境

生物
3 脳蛆
4 オレスコスの王、ブリマーズ
2 責め苦の伝令
3 風番いのロック
  計12枚

呪文
4 思考囲い
4 急報
3 胆汁病
1 勇敢な姿勢
4 英雄の破滅
3 真面目な訪問者、ソリン
2 城塞の包囲
1 残忍な切断
1 太陽の勇者、エルズペス
  計23枚

土地
4 コイロスの洞窟
4 静寂の神殿
3 磨かれたやせ地
2 マナの合流点
1 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
6 沼
5 平地
  計25枚(黒マナ:20枚 白マナ:18枚)

サイドボード
2 無慈悲な処刑人
2 悪行の大悪鬼
1 シブシグの泥浚い
2 消去
2 見えざるものの熟達
2 異端の輝き
1 勇敢な姿勢
2 悲哀まみれ
1 信者の沈黙
  計15枚

といっても来週には龍記伝が発売し、新たな環境で調整しなければならないので今更感が漂いますが、運命再編環境ではかなり手ごたえがあるレシピでしたのでこれをベースに改良をしていくつもりです。

一応使用した際の最高記録は、晴れる屋ビギワンにて(若干レシピが異なりますが)ベスト4までいったところでしょうか。他、FNMでも結構な勝率で環境を過ごせました。

当時は責め苦・城塞の包囲・ペスではなく、僧院の導師2枚・粗暴な軍族長3枚をメインに採用しているより前のめりなレシピでしたが、ドローソースなしでは僧院の導師が十分に性能を発揮できない事と粗暴な軍族長がフィニッシャーとして脆いという観点で環境末期は上述のレシピで過ごしました。(せっかくブリマーズが3点除去を抑えているのに軍属長が3点除去に引っかかるのは明らかに構築上の欠点でした)

基本的なコンセプトである囲い+脳蛆のハンデス7枚体制で相手のプランを崩し、ブリマーズ+ソリンでマウントを握りロック鳥で制圧する黄金パターンは変わらずに、城塞の包囲(カン)が脳蛆をそのまま強化して押し切ったり急報や警戒猫トークンがそのままフィニッシャーになったりと各段にデッキの勝率を上げてくれました。

また、サイド後は城塞の包囲(龍)が比較的不利なマッチアップであるグルール系ミッドレンジやアブザンアグロ等に効果的で、後続を誘いながら悪行の悪鬼やペスで一掃するプランに自然に移行できるため、どちらのモードも非常に強力でした。

ちなみにシブシグの底浚い(9マナ探査付で墓地の生物回収能力)に関してはウギン対策カードで、このレシピはよほどブン回らない限りは基本的にウギンの着地を許すキルターンで勝負する上、ウギンが着地すると割と手も足も出なかったので(ライフ1まで削ってもウギンが出るとそのまま押し切られます)ウギンに除去されずに後続を確保(ロックを回収して次ターンで強襲したり、責め苦を回収して泥浚いを一級フィニッシャーにしたり等々)したりと青黒系コントロールへの耐性を底上げしてくれていました。

龍記伝では荒野の確保という武器を手にというカードの完全上位交換である非常に強力なトークン生成呪文が来ますので、ロックを5ターン目に強襲でプレイできる確率が格段に上がる上、ソリンの爆発力が格段に上がるという相性最高なカードですので次環境でも十分戦っていけると思います。

また、待望の2マナで熟練扇動者・クルフィックスの狩猟者・嵐息吹のドラゴンを同時に対処できる究極の価格と、対コントロールに強迫が再録されることにより8デュレス体制が可能になったことでブリマーズ・僧院の導師という強力な3マナ生物に安定してアクセス可能になったことにより、より戦いやすくなると思います。


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