オルゾフミッドレンジでBO3ランクマッチに励んでおりますが、やはりゴールド帯からは思うようにランクが上がりませんね。現在は内容を調整しつつトライアルしていますが、成績は15-12の勝率56%でゴールドtire2付近を行ったり来たりしています。

デッキ内容はスピード感がミスマッチだった漆黒軍の騎士を徴税人に変更してよりケイヤの怒りとの親和性を強める形で調整しました。非常に多彩なアーキタイプと当たる感じですが、全体的に生物主体のデッキが多い関係で全体除去の有用性が高い印象です。


【M20-std】BO3 オルゾフミッドレンジ-暁の騎兵型

クリーチャー:12
4:《徴税人》
4:《アダントの先兵》
4:《暁の騎兵》

呪文:23
2:《喪心》
1:《害悪な掌握》
2:《ケイヤの怒り》
4:《ケイヤの誓い》
4:《ベナリア史》
4:《祖先の刃》
2:《黒き剣のギデオン》
3:《ウルザの後継、カーン》
1:《戦慄衆の将軍、リリアナ》

土地:25
8:《平地》
4:《沼》
1:《総動員地区》
4:《神無き祭殿》
4:《孤立した礼拝堂》
4:《静寂の神殿》

サイドボード:15
2:《聖堂の鐘憑き》
1:《害悪な掌握》
2:《敬虔な命令》
4:《強迫》
1:《ケイヤの怒り》
2:《スランの崩壊》
2:《最古再誕》
1:《宝物の地図+宝物の入り江》


【デッキ解説】

ある程度まとまった回数を回すことでだいぶメインの戦略やサイドボーディングも安定してきました。

暁の騎兵やカーンといった汎用カードが多いので、ビートダウン相手にはコントロールとして、コントロール相手にはビートダウンとして振る舞う事をコンセプトとしています。後述しますが赤単・白単の様な高速アグロとの遭遇率が低く(むしろ遭遇しておらず)シナジーを重視して採用しているアダントの先兵が裏目となる展開が少ない事から安定したスイッチ戦略が取れている様に思えます。

特にカーンは対コントロール戦ではナーセットに妨害されない主要なアド源となる他、祖先の刃を筆頭としたアーティファクトカウントが一定以上取れているので、中盤以降の面展開を行う上でも非常に有効なカードとなっています。カーンの明確な二面性を発揮できる事が中途半端な内容になりがちなビートコントロールを安定した形に押し上げる事を可能にしています。

また、徴税人を採用した事によりビートダウン相手には中盤以降のパワーカードに繋げる壁となる他、コントロール系への有効打となる上、全体除去からの祖先の刃に繋げるリカバリー要員を確保する事が容易となったので、デッキコンセプトをより強化する事が出来ました。アダントの先兵・ベナリア史・ギデオンで序盤もある程度ライフを削りに行けるので、後半戦の飛行持ちの死後トークンに祖先の刃を装備したクロックとケイヤの誓いによる直接火力によってグダる前に押し込む事が出来る展開も多かったです。

暁の騎兵に関してはcipでこちらのケイヤの誓いを破壊して戦力増強を図り、pigでケイヤの誓いを回収して押し込みを図る運用が一番しっくりきた感じです。5マナで4/6 + 3/3は相当コスパが高いので、ビートダウン戦では除去運用よりも戦線拡大の方が結果的に裏目が少ないように感じました。


【主要マッチアップ雑感】

現在の27戦のうち15種類ものデッキに遭遇しており、非常に多彩なアーキタイプが存在する群雄割拠な状態です。当たり運がばらけている可能性はありますが、赤単・白単の様な高速アグロには現在まで遭遇しておらず、環境的に有利が付きそうなエスパーコンとも1回しか当たっていない状況です。その中でも複数回遭遇したデッキの上位4種が以下の通りとなります。何れもM20以降に台頭したアーキタイプです。

・エレメンタル(4-0)勝率100% 遭遇率15%

火力・オムナス・チャンドラと火力除去に傾倒している内容が多いので、先兵&ギデオンの破壊不能のクロッカーを止める手段が無いので押し込む展開を作りやすいです。キーカードである発現する浅瀬に当てられる除去も多く採用している上に全体除去も有効なので、非常に相性が良い印象です。


・フェザー(2-1)勝率67% 遭遇率11%

プロテクション付与呪文と占術を行う神々の思し召しによって防御力・安定性が高まった関係で完成度が高まったデッキです。しかし、思し召しを採用する関係で破壊不能付与が少なくなりがちなようで全体除去が通りやすくなったのでむしろ御しやすくなった印象です。フェザーに当てられる除去がメインで少な目なので全除去を引けないとメインは厳しい内容が多いですが、サイド後は色対除去も増し増しの除去コンとして振る舞えるので総合相性は有利な印象です。また、徴税人が相手のinsを牽制出来るので、除去も当てやすくなったのでより有利になったと思います。


・恐竜(2-1)勝率67% 遭遇率11%

M20で有用な恐竜が収録されたことから強化されたデッキですが、全体除去が有効なので有利は揺るがないと思います。ゴールド序盤はよく当たりましたが最近は当たらなくなってきたので下火になってる可能性もありそうです。


・風景の変容(1-2)勝率33% 遭遇率11%

こちらの速度帯と相手のコンボ開始のタイミングか噛み合っている関係で非常に不利なマッチアップです。あまりに明確な不利を感じたので専用サイドとしてスランの崩壊を採用しましたが、まだ試せていません。ただ効果が高いにしても6マナは重すぎる感じがしないでもないです。強迫をサイドにとって速攻を仕掛けたいところですが展開されたゾンビ軍団に対抗するには全除去しか有効打が無いのでサイドボーディングが難しいです。


全体的には負け越してはいないものの勝ち易くもないので、今後は夜の騎兵を採用した内容も検討していきたいと思います。アーキタイプが多くてメタが絞り辛いですが、前環境の赤単 or エスパーの偏重環境よりもよっぽど楽しいので調整のし甲斐を感じますね。

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