神挑戦者決定戦と白黒デッキ考察
2015年11月3日 MTG神挑戦者決定戦に白黒パクトで出てきましたが、結果は1-3-0でドロップ。
負けたうちの2回は契約引けずに負けで、契約引け無いとマジでリミテか・・と思うほど手札が弱くて耐えられそうになかったので他のデッキを考えます。(契約回してるときは凄く楽しいのですが・・ムラが多すぎて精神衛生上よろしくないです)
デッキを構築するにあたって自分一人で考えるには行き詰ってる感があるので、先日行われたグランプリ・インディアナポリス2015で結果を残した2種類の白黒デッキリストをもとに考察していきたいと思います。
*リストは米MTG公式サイトより引用
【①白黒アグロ】
生物
4 マルドゥの悲哀狩り Mardu Woe-Reaper
2 アクロスの英雄、キテオン Kytheon, Hero of Akros
4 白蘭の騎士 Knight of the White Orchid
4 不毛の地の絞殺者 Wasteland Strangle
4 徴税の大天使 Archangel of Tithes
4 風番いのロックWingmate Roc
計22枚
呪文
4 精神背信 Transgress the Mind
3 見えざるものの熟達 Mastery of the Unseen
4 絹包み Silkwrap
2 停滞の罠 Stasis Snare
計13枚
土地
4 平地 Plains
1 沼 Swamp
2 汚染された三角州 Polluted Delta
1 大草原の川 Prairie Stream
1 窪み渓谷 Sunken Hollow
4 コイロスの洞窟 Caves of Koilos
4 乱脈な気孔 Shambling Vent
4 吹きさらしの荒野 Windswept Heath
4 溢れかえる岸部Flooded Strand
計25枚
サイドボード
1 見えざるものの熟達 Mastery of the Unseen
2 停滞の場 Stasis Snare
2 究極の価格 Ultimate Price
2 勇敢な姿勢 Valorous Stance
1 苦い心理 Painful Truths
1 否認 Negate
2 払拭 Dispel
4 軽蔑的な一撃 Disdainful Stroke
計15枚
18位のリストで、悲哀狩りやキテオンの様な1マナ域を投入してアグレッシブに調整してあります。
特徴的なのは絞殺者を4枚採用している点で、絹包み・停滞の罠はもちろんのこと、悲哀狩りや精神背信まで採用して昇華者能力を狙っていきます。エンチャント除去で追放した生物を絞殺者で墓地に戻し、悲哀狩りで再度追放して昇華者の種とする発想には脱帽です。クロックを増やしながら除去できるので手数が多く、非常に殺意にあふれたシナジーでカッコいいです(笑)
精神背信は白蘭の騎士と合わせた3マナのダブルアクションとして優秀で、相手のギデオン・包囲サイ・ロックといった対処を迫られるカード群に対して先手を打った上でロック強襲に繋げる事が出来るので非常に強力ですね。2マナ以下のカードを多めに採用しているので、手数を重視している事が伺えます。
また、アブザン・ジェスカイ・赤緑アグロに有効な徴税の大天使を4枚採用しているので、制空権を取りやすくロック強襲合戦や面で攻めてくるアグロに対してもかなり有利に立ち回れるので、総じてビートダウン系に非常に有利なメインボードです。
反面コントロールに有効なカードは少ないですが、コントロール系に有効なサイドボードを計11枚も取っているので、各種打消し・勇敢な姿勢・ドロー呪文をサイドインする事でクロックパーミッションの様に振る舞う事でメインボードの相性の悪さを補っています。
メインボード・サイドボード共にプランニングがかなりしっかりしているので、独創的ながら非常に参考になるレシピですね。
【②白黒ミッドレンジ】
生物
4 搭載歩行機械 Hangarback Walker
4 白蘭の騎士 Knight of the White Orchid
4 風番いのロック Wingmate Roc
計12枚
呪文
2 強迫 Duress
2 苦い心理 Painful Truths
3 荒野の確保 Secure the Wastes
2 残忍な切断 Murderous Cut
2 完全なる終わり Utter End
3 絹包み Silkwrap
2 停滞の罠 Stasis Snare
4 ゼンディカーの同盟者、ギデオン Gideon, Ally of Zendikar
2 真面目な訪問者、ソリン Sorin, Solemn Visitor
計22枚
土地
4 乱脈な気孔 Shambling Vent
2 大草原の川 Prairie Stream
2 窪み渓谷 Sunken Hollow
4 溢れかえる岸部 Flooded Strand
3 沼 Swamp
4 汚染された三角州 Polluted Delta
7 平地 Plains
計26枚
サイドボード
1 強迫 Duress
1 苦い心理 Painful Truths
2 精神背信 Transgress the Mind
1 払拭 Dispel
2 軽蔑的な一撃 Disdainful Stroke
1 否認 Negate
1 竜王シルムガル Dragonlord Silumgar
1 見えざるものの熟達 Mastery of the Unseen
2 正義のうねり Surge of Righteousness
2 アラシンの僧侶Arashin Cleric
1 究極の価格 Ultimate Price
計15枚
こちらは19位のリストで、ギデオンを4枚フル採用したカードパワーで押し切るタイプのミッドレンジです。
前述の白黒アグロと同じく白蘭の騎士を4枚採用していますが、4マナのカードが多く採用されているので、アグロ型の様に白蘭で手数を稼ぐのではなく純粋に土地事故防止として採用されている様です。
歩行機械・ギデオン・ソリンとコントロールに対する有効稗、4枚採用しているロックによるビートダウンに対する決定力の高さと、バランスよく構成されていますね。
サイドボードは高速アグロ対策のアラシンの僧侶・正義のうねり・究極の価格、コントロール対策の打消し各種と追加のドローと熟達とサイドボーディングも柔軟性が高いです。
竜王シルムガルはミッドレンジとランプ対策だと思われます。打消し・手札破壊と合わせて7~8枚はサイドイン出来るので、ランプ系に腐る除去呪文をほぼ入れ替える事が出来ます。
アブザン・ジェスカイよりも強くギデオンやロックを運用する意気込みが感じられる、2色デッキのお手本のような洗礼されたレシピだと思います。
【総括】
白蘭の騎士は両デッキに採用されていますが、採用されている意図が異なるので非常に興味深いですね。しかし共通しているのは、ロックを相手より先に唱える事を念頭に置いている事です。先手の場合は先出ロック、後手の場合は白蘭→ロック、どちらのデッキもロックが4枚採用されていることから相手より先にロックを強襲することがオルゾフカラーにおいて非常に重要であることが伺えます。
また、全除去を擁するコントロール系やウギンを擁するランプ系に対しては、タッチ青をして軽蔑的な一撃等の打消しを採用するのがベストの様です。
負けたうちの2回は契約引けずに負けで、契約引け無いとマジでリミテか・・と思うほど手札が弱くて耐えられそうになかったので他のデッキを考えます。(契約回してるときは凄く楽しいのですが・・ムラが多すぎて精神衛生上よろしくないです)
デッキを構築するにあたって自分一人で考えるには行き詰ってる感があるので、先日行われたグランプリ・インディアナポリス2015で結果を残した2種類の白黒デッキリストをもとに考察していきたいと思います。
*リストは米MTG公式サイトより引用
【①白黒アグロ】
生物
4 マルドゥの悲哀狩り Mardu Woe-Reaper
2 アクロスの英雄、キテオン Kytheon, Hero of Akros
4 白蘭の騎士 Knight of the White Orchid
4 不毛の地の絞殺者 Wasteland Strangle
4 徴税の大天使 Archangel of Tithes
4 風番いのロックWingmate Roc
計22枚
呪文
4 精神背信 Transgress the Mind
3 見えざるものの熟達 Mastery of the Unseen
4 絹包み Silkwrap
2 停滞の罠 Stasis Snare
計13枚
土地
4 平地 Plains
1 沼 Swamp
2 汚染された三角州 Polluted Delta
1 大草原の川 Prairie Stream
1 窪み渓谷 Sunken Hollow
4 コイロスの洞窟 Caves of Koilos
4 乱脈な気孔 Shambling Vent
4 吹きさらしの荒野 Windswept Heath
4 溢れかえる岸部Flooded Strand
計25枚
サイドボード
1 見えざるものの熟達 Mastery of the Unseen
2 停滞の場 Stasis Snare
2 究極の価格 Ultimate Price
2 勇敢な姿勢 Valorous Stance
1 苦い心理 Painful Truths
1 否認 Negate
2 払拭 Dispel
4 軽蔑的な一撃 Disdainful Stroke
計15枚
18位のリストで、悲哀狩りやキテオンの様な1マナ域を投入してアグレッシブに調整してあります。
特徴的なのは絞殺者を4枚採用している点で、絹包み・停滞の罠はもちろんのこと、悲哀狩りや精神背信まで採用して昇華者能力を狙っていきます。エンチャント除去で追放した生物を絞殺者で墓地に戻し、悲哀狩りで再度追放して昇華者の種とする発想には脱帽です。クロックを増やしながら除去できるので手数が多く、非常に殺意にあふれたシナジーでカッコいいです(笑)
精神背信は白蘭の騎士と合わせた3マナのダブルアクションとして優秀で、相手のギデオン・包囲サイ・ロックといった対処を迫られるカード群に対して先手を打った上でロック強襲に繋げる事が出来るので非常に強力ですね。2マナ以下のカードを多めに採用しているので、手数を重視している事が伺えます。
また、アブザン・ジェスカイ・赤緑アグロに有効な徴税の大天使を4枚採用しているので、制空権を取りやすくロック強襲合戦や面で攻めてくるアグロに対してもかなり有利に立ち回れるので、総じてビートダウン系に非常に有利なメインボードです。
反面コントロールに有効なカードは少ないですが、コントロール系に有効なサイドボードを計11枚も取っているので、各種打消し・勇敢な姿勢・ドロー呪文をサイドインする事でクロックパーミッションの様に振る舞う事でメインボードの相性の悪さを補っています。
メインボード・サイドボード共にプランニングがかなりしっかりしているので、独創的ながら非常に参考になるレシピですね。
【②白黒ミッドレンジ】
生物
4 搭載歩行機械 Hangarback Walker
4 白蘭の騎士 Knight of the White Orchid
4 風番いのロック Wingmate Roc
計12枚
呪文
2 強迫 Duress
2 苦い心理 Painful Truths
3 荒野の確保 Secure the Wastes
2 残忍な切断 Murderous Cut
2 完全なる終わり Utter End
3 絹包み Silkwrap
2 停滞の罠 Stasis Snare
4 ゼンディカーの同盟者、ギデオン Gideon, Ally of Zendikar
2 真面目な訪問者、ソリン Sorin, Solemn Visitor
計22枚
土地
4 乱脈な気孔 Shambling Vent
2 大草原の川 Prairie Stream
2 窪み渓谷 Sunken Hollow
4 溢れかえる岸部 Flooded Strand
3 沼 Swamp
4 汚染された三角州 Polluted Delta
7 平地 Plains
計26枚
サイドボード
1 強迫 Duress
1 苦い心理 Painful Truths
2 精神背信 Transgress the Mind
1 払拭 Dispel
2 軽蔑的な一撃 Disdainful Stroke
1 否認 Negate
1 竜王シルムガル Dragonlord Silumgar
1 見えざるものの熟達 Mastery of the Unseen
2 正義のうねり Surge of Righteousness
2 アラシンの僧侶Arashin Cleric
1 究極の価格 Ultimate Price
計15枚
こちらは19位のリストで、ギデオンを4枚フル採用したカードパワーで押し切るタイプのミッドレンジです。
前述の白黒アグロと同じく白蘭の騎士を4枚採用していますが、4マナのカードが多く採用されているので、アグロ型の様に白蘭で手数を稼ぐのではなく純粋に土地事故防止として採用されている様です。
歩行機械・ギデオン・ソリンとコントロールに対する有効稗、4枚採用しているロックによるビートダウンに対する決定力の高さと、バランスよく構成されていますね。
サイドボードは高速アグロ対策のアラシンの僧侶・正義のうねり・究極の価格、コントロール対策の打消し各種と追加のドローと熟達とサイドボーディングも柔軟性が高いです。
竜王シルムガルはミッドレンジとランプ対策だと思われます。打消し・手札破壊と合わせて7~8枚はサイドイン出来るので、ランプ系に腐る除去呪文をほぼ入れ替える事が出来ます。
アブザン・ジェスカイよりも強くギデオンやロックを運用する意気込みが感じられる、2色デッキのお手本のような洗礼されたレシピだと思います。
【総括】
白蘭の騎士は両デッキに採用されていますが、採用されている意図が異なるので非常に興味深いですね。しかし共通しているのは、ロックを相手より先に唱える事を念頭に置いている事です。先手の場合は先出ロック、後手の場合は白蘭→ロック、どちらのデッキもロックが4枚採用されていることから相手より先にロックを強襲することがオルゾフカラーにおいて非常に重要であることが伺えます。
また、全除去を擁するコントロール系やウギンを擁するランプ系に対しては、タッチ青をして軽蔑的な一撃等の打消しを採用するのがベストの様です。
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