M20 気になったカード①
2019年6月21日 Magic: The Gathering
基本セット2020のプレヴューが始まりましたね。どうせ基本セットは買い足しが少ないだろうと高をくくってワイルドカードを浪費してしまいましたが、予想を上回って気になるカードが目白押しで良い意味で困惑しております。
力戦の採録&新録などどちらかというとスタン以外への影響を加味したチョイスが目立つのはM19と同様ですが、今回はそれを差し引いても構築で試したくなるレベルのカードが多い様に見受けられます。
その中でも特に気になった新札をピックアップしてみようと思います(スタン目線かつ私はほとんど白黒絡みしか評価できない人間なので、一般的な評価とは大いに逸れる可能性大ですが)
尚、評価しているカードは日本語公式サイトに載せられている内容に限っています。
力戦の採録&新録などどちらかというとスタン以外への影響を加味したチョイスが目立つのはM19と同様ですが、今回はそれを差し引いても構築で試したくなるレベルのカードが多い様に見受けられます。
その中でも特に気になった新札をピックアップしてみようと思います(スタン目線かつ私はほとんど白黒絡みしか評価できない人間なので、一般的な評価とは大いに逸れる可能性大ですが)
尚、評価しているカードは日本語公式サイトに載せられている内容に限っています。
《絞首された処刑人》(2)(白)
クリーチャー – スピリット 1/1
飛行
絞首された処刑人が戦場に出た時、飛行を持つ白の1/1のスピリット・クリーチャー・トークンを1体生成する。
(3)(白), 絞首された処刑人を追放する:クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。
3マナ2/2飛行相当とスタッツは特別優秀ではないですが、続く4マナ目で追放除去を行える上、複数体展開かつソリンで無理なく戻せる3マナ域と、アリストクラッツ的には垂涎の一枚です。ソリンで疫病造り師を戻す動きは強力ですが面展開された際に本命を討てずに負ける展開が非常に多いので、ソリンからの対処幅を大きく広げる事が出来る1枚として期待しています。当然トークンを引き連れて面展開出来る点も信奉者から繋げる3マナ域として有用なので、デッキの潤滑油としてはこれ以上望めない程の性能です。アリストクラッツはローテ後もキーパーツは全て残るので、鎖回しが落ちた後は4枚採用も十分に検討出来る内容です。
《暁の騎兵》②(白)(白)(白)
クリーチャー:エレメンタル・騎士 4/6
警戒
暁の騎兵が戦場に出たとき、土地でないパーマネント最大1つを対象とし、それを破壊する。それのコントローラーは無色の3/3のゴーレム・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体生成する。
暁の騎兵が死亡したとき、あなたの墓地からアーティファクトかエンチャントであるカード1枚を対象とし、それをあなたの手札に戻す。
実用圏の重さで汎用除去を有している時点でミッドレンジの選択肢としては合格点。トリプルシンボルなのでデッキの内容は選びそうですが、2色なら別段無理なく運用可能な範囲です。現環境はフレンズデッキが横行している関係でPWに対処出来る汎用除去は多いに越したことはありません。また、相手に対象がいない場合でも自分の不要なパーマネントを破壊して戦線を伸ばすことも可能なので、ほぼ腐る場面は無いと思います。
pig能力はベナリア史と使えと言わんばかりの内容ですが、正直他に有効な札は少な目なので、cipがメインとなりそうです。「アジャニ最後の抵抗」とはマナカーブ・誘発条件とどちらも兼ね備えている上、トークン生成後に墓地に置かれた抵抗をまた回収できるので非常にシナジー豊富なのですが、ちょっと悠長な気がしなくもないです。「ケイヤ式霊体化」を自身で使いまわせれば面白そうですが、おそらくルール的に不可だと思われます。残念。
《漆黒軍の騎士》(黒)
クリーチャー:吸血鬼・騎士 1/2
(2)(黒):ターン終了時まで、漆黒軍の騎士は+3/+3の修整を受けるとともに接死を得る。
あなたの終了ステップの開始時、このターン中にいずれかのプレイヤーが4点以上のライフを失っているなら、漆黒軍の騎士の上に+1/+1カウンターを1つ置く。
黒にここまでハイスペックな1マナ域が出てくるとは驚きを禁じ得ません。しかも種族もシナジーが見込めて有用かつタフ2と文句のつけようがありません。中盤以降も4/5接死として運用出来るのでカウンターを乗せる条件も自己完結しており、更なる強化が狙えるという優秀ぶり。単体で運用しても十分に実用級ですが、アダントの先兵の様な自発的にカウンター条件も満たせる生物と組み合わせるとより強力に運用出来そうです。起動能力に回数制限もないのでマナフラ受けにも優秀なので、とりあえずこれ4枚からデッキを組みます。
《死体騎士》(白)(黒)
クリーチャー:ゾンビ・騎士 2/2
他のクリーチャーが1体あなたのコントロール下で戦場に出るたび、各対戦相手はそれぞれ1点のライフを失う。
これまた種族が優秀な2/2/2生物。ベナリア史とはトークン生成によるライフロスと最終章でのパンプアップの両方の恩恵が受けられるので、シナジーが強いです。
アリストクラッツでも死後を初めとしたpig生成が多いので、見かけ以上にライフを削ってくれそうです。アリストで採用される2マナ域はシナジーの起点となるカードが多いので、相手に除去の選択を悩ませる事が出来るかもしれません。
前述の「絞首された処刑人」「暁の騎兵」とのシナジーも抜群なので、いっそのこと騎兵のpigを生かして「ベルゼンロック教典」「ベナリア史」等の複数のトークンを生成する英雄譚デッキを組んでみても面白いかもしれません。
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