禁止改定後のデッキ案【白黒ミッドレンジ】
禁止改定後のデッキ案【白黒ミッドレンジ】
禁止改定後のデッキ案【白黒ミッドレンジ】
 今朝のAM6:00、通勤電車の中で禁止改定を知ったときは非常に驚愕しましたが、なるようにしかなりませんからね。(Que Sera Seraって事です)

 自分でデッキを作るタイプのプレイヤーはそこまで慌てる事ではないですよね。限られたカードプールで構築する事には変わりないですし、その選択肢が減っただけの事です。回転翼機が禁止になった事であまり無茶な構築はできなくなりますけどね。



 今回の禁止改定について回転翼機とエムラクールについては著しくバランスを崩していたと感じるので納得です。ただ、反射魔導師の禁止はイミフという意見が多く見受けられますが、これは慧眼だったと思います。


 反射魔導師がもたらす序盤のテンポアドは凄まじく、カラデシュ環境で白青フラッシュに機体アグロがイニシアチブを取れていた要因は回転翼機の存在に他なりません。ここで悪戯に回転翼機だけ禁止にされると反射魔導師→4マナPWといった展開を返す術がなくなるのでアグロの生存権自体が危ぶまれるとこだったと考えています。正直「バラルの技巧」と反射魔導師が合わさるとゲロいな~とか始まる前からげんなりしていたところですし。


 あと、エムラクールは個人的にひどい性能だと感じていたので正直ほっとしています。(そもそもなんでこいつだけプロテクション持ってんだよ、トップのソーサリー除去でしか回答できないとかおかしいだろ、リアル奇跡でも起こせってのか)


 そんな訳で有用な選択肢を失ったことは確かですが、主にエムラが禁止されたことにより正しい意味でのミッドレンジデッキが構築可能となったので、早速デッキを組んでみました。



【スタンダード】霊気紛争 白黒ミッドレンジ

クリーチャー:19
4:《スレイベンの検査官》
4:《無私の霊魂》
4:《光袖会の収集者》
2:《異端聖戦士、サリア》
2:《大天使アヴァシン+浄化の天使、アヴァシン》
3:《ゲトの裏切り者、カリタス》

呪文:16
2:《致命的な一押し》
3:《闇の掌握》
1:《苦渋の破棄》
1:《苦い真理》
4:《霊気圏の収集艇》
4:《ゼンディカーの同盟者、ギデオン》
1:《死の宿敵、ソリン》

土地:25
6:《平地》
7:《沼》
4:《乱脈な気孔》
4:《霊気拠点》
4:《秘密の中庭》

サイドボード:13
2:《永代巡礼者、アイリ》
1:《致命的な一押し》
1:《苦渋の破棄》
2:《石の宣告》
3:《精神背信》
1:《苦い真理》
2:《最後の望み、リリアナ》
1:《灯の再覚醒、オブ・ニクシリス》


【解説】

 赤字は霊気紛争からの新カード、青地は禁止改定後に再注目したカードです。


 ベースは前日に投降した白黒機体ですが、回転翼機を失ったことで機体推しではなく純粋なミッドレンジとして組みなおしました。序盤のルーティングを失ったことで新カードである「光袖会の収集者」には後続に繋ぐアド源として一層の期待がかかりました。


 「霊気圏の収集艇」はエネルギー確保と魂絆によって「光袖会の収集者」と合理的にシナジーする他、検査官の搭乗要員という明確なアイデンティティーが生まれました。


 また、断続的にエネルギーを確保できる手段を用いることにより霊気拠点経由からの「苦い真理」も再評価しました。カリタスを主軸の勝ち筋に置いた構築なので手数の確保は必要に感じます。回転翼機による質的なアドバンテージを失った代わりに量的なアドバンテージにシフトした格好です。


 除去の選択としては「致命的な一押し」を減少。こいつの採用目的は回転翼機対策が主だったので、反射魔導師に抑圧されていた中量生物が解き放たれることを考えると単純に使いにくい除去だと判断したためです。(ぶっちゃけ、紛争って必要な場面で全然達成できませんよね)序盤戦のお守り的な意味と5ターン目にカリタスとのダブルアクションを期待して2枚程度の採用としました。やはり黒のメイン除去は闇の掌握ですよ。


 エムラに抑えられていて採用できなかったカードとしてニクシリス&ソリンがあります。どちらもアド源でありながら除去を内蔵した優秀なカードだったのですが、如何せんエムラに弱すぎるという欠点を抱えていたカード達です。これらのカードに日の目があたる可能性があるというだけでも今回の禁止改定を快く受け入れられそうです。


【最後に】

 ギルド門侵犯より本格的にスタンダード参戦した私にとってローテーション以外でカードが使えなくなるのは初めての経験です。

 戸惑いが無いといえば噓になりますが、施された措置に嘆きや不満をぶつける前に一先ずデッキを考えてみる事をお勧めします。

 回転翼機によって生存権を奪われていたドラーナの様なカードもありますし、冷静な目線で見てみれば案外楽しいデッキ構築が出来ると思いますよ。

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