一先ず新環境で採用されていた除去一覧
新環境1週目ですし、ただ採用された除去を羅列してもさしたる意味は無いでしょうが、直近の大会に出る上でのクリーチャー選択には参考になるかと思い、SCGで採用された単体除去をまとめてみました。(メインボードのみ、上位16位までの統計です)

・1マナ除去
14枚 乱撃斬
4枚  焦熱の衝動

・2マナ除去
20枚 勇敢な姿勢
17枚 ドロモカの命令
7枚  龍詩の咆哮
4枚  魂裂き
2枚  究極の価格
1枚  炙り焼き

・3マナ除去
24枚 アブザンの魔除け
9枚  はじける破滅
7枚  破滅の道
6枚  忌呪の発動
6枚  ジェスカイの魔除け
3枚  完全無視
3枚  コラガンの命令
2枚  極上の炎技
1枚  スゥルタイの魔除け

・4マナ除去
8枚  完全なる終わり

・5マナ除去
9枚  残忍な切断
1枚  シルムガルの命令


一先ずはこんなところでしょうか。

ていうか一番驚いたのは、絹包みや停滞の罠といったエンチャント除去が上位16デッキにただの1枚も採用されていなかった事です。(白緑の2色デッキですら採用されていませんでした!)

2マナのインスタント除去が弱体化したことにより、裏目が少なく除去以外でも使用可能なドロモカ命令が序盤の万能除去の立場を確立していたようです。

サイドボードではある程度採用されていた為、相手がドロモカ命令を使用しないデッキである場合に初めて選択肢として挙がる様で、実際ドロモカ命令の採用枚数から考えるにメインでエンチャント除去を使用するデッキは食い物にされてしまったことが予想されます。

あと、上位8デッキのうち、5/8のデッキがジェイスを使用していた事もあり、フラッシュバック出来ない事を嫌ったというのも要素として大きいと思います。



次に気になったのは、勇敢な姿勢の採用枚数です。アブチャの採用枚数が一番多いことは射程と汎用性を鑑みるに納得の枚数ですが、勇敢な姿勢がアブチャに次いで採用枚数が多いことは純粋に意外でした。

上位卓がほぼ白絡みである事から、ジェスカイ系は乱撃斬に序盤を任せて中盤以降の生物除去に、アブザンはドロモカ命令を序盤の除去に据えてアブチャと合わせて柔軟に対応できる選択肢として採用された傾向が強い様です。


究極の価格の様な単色限定除去は強力な多色生物の続投が容易に予想できた為、メインの採用枚数は少なかったです。(ていうか、1デッキにしかメイン採用されていなかったと思います)


今回の除去の採用率から逆算すると、乱撃斬で落とされず、勇敢な姿勢・アブチャの射程外であり、単色除去の採用枚数が少ないという要素から、「マラキールの解放者、ドラーナ」はかなり穴場なのではと感じます。(アブチャは諦める方針でw)

生き残ったら強力な生物が除去られにくい環境であるならば、それを軸にデッキ制作することは環境の一次元上のデッキ構築を狙える可能性があります。

環境初期に一旗挙げたいと思っている方は、新ドラーナを主軸に構築するとワンチャンあるかもしれないですね。

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