一日のやり直しデッキ【エスパーメンター】
一日のやり直しデッキ【エスパーメンター】
オリジンが発売してからプライベートが忙しく、まだ一度も公式戦に出れていません・・

そうこうしている間にも様々な新カードが結果を残して、様々なカードが忙しなく価格変動していますね。

そんな中、前評判が非常に良かった「一日のやり直し」はスタンダードでまだ目立った活躍をしていないので、それを使ったデッキを考えてみました。

まず、「一日のやり直し」というカードがスタンダードにおいてどういう立場なのかを整理していきたいと思います。



Day’s Undoing / 一日のやり直し (2)(青)
ソーサリー

各プレイヤーはそれぞれ、自分の手札と墓地を自分のライブラリーに加えて切り直し、その後カードを7枚引く。あなたのターンであるなら、ターンを終了する。(このカードを含め、スタック領域にある呪文や能力をすべて追放する。あなたの手札の最大枚数になるまで手札を捨てる。ダメージは消え、「このターン」と「ターン終了時まで」の効果は終わる。)



まず注意すべきは、このカードによってもたらされるドローに関する誘発はスタック上から取り除かれてしまう為、効果を発揮せずに強制的にターンを終了してしまします。
(カードを引くたびに~といったタイミングで誘発する効果は、いずれも効果を発揮しません)


効果自体は非常に派手で、わずか3マナで7枚のカードを引くことが出来ます。しかし、対戦相手にもひかせてしまう為、普通に使用したのではアドバンテージを得る事が困難です。


強制的にお互いの手札を7枚にするため、アドバンテージを得るためには相手より多くのカードを引くことが必要になります。相手より手数が多ければドローする枚数が増える為、より多くの手札を消費することを目的としてデッキ構築するのが一番単純に強力です。


しかし、ミッドレンジやコントロールが高いカードパワーを持っているため、軽量カードを連打しただけではマウントを取る事が困難です。(このデメリットが一日のやり直しが採用されていない一番の理由になっていると思われます)


そんなわけでさっさと手札を使い切ってかつ太い勝ち筋を残せる構築を追求した結果、下記のリストとなりました。


【エスパーメンター】

生物
4 羽ばたき飛行機械
4 アクロスの英雄、キテオン(歴戦の英雄、ギデオン)
4 僧院の導師
  計12枚

呪文
4 神話実現
4 思考囲い
4 アーティファクトの魂込め
4 一日のやり直し
4 トーモッドの墓所
4 バネ葉の太鼓
2 真面目な訪問者、ソリン
  計26枚

土地
  計22枚


【解説】

神話実現・僧院の導師を軸にして軽量アーティファクトをとにかく展開しまくって戦場を制圧し、一日のやり直しで手札を補充しながら息切れを防止する戦略です。


神話実現と魂込めによる点での打点と、僧院の導師による面での展開力によって除去の的を散らしながら展開していきます。


新ギデオンは羽ばたき飛行機械も採用しているので、相性良いかなと思って全体除去対策として採用しています。(理論上は2ターン目にPW化が出来ます、理論上は)


バネ葉の太鼓は厳しいマナ基盤を支えると共に、僧院の導師の後に出すと事実上0マナでキャストすることが出来る為、トーモッドの墓所と合わせて一瞬で展開しきれるので非常に相性が良いです。


結局ライブラリーに戻してしまうのに思考囲いで2点ペイしてまでハンデスするのはどうなの?とも思いましたが、一度場に出たパーマネントに対しては処理する手段を用意できなかった為、採用しています。(一応トーモッドの墓所と組み合わせる事によって、追放出来るので打ち損でもないですし)


トーモッドの墓所は普通に使ったらアド損カードですが、自分の墓地も追放出来るのでフェッチランドの様な引きたくないカードが墓地に多い場合は、一日のやり直しを打つ前に自分の墓地を掃除しておくことによって7ドローの質を上げることも出来ます。


昨今のスタンダード環境は探査・新ジェイス・死霧防御者コンビといった様に墓地を活用したカードが非常に強力な為、一日のやり直し+トーモッドの墓所といったカードは適切に運用出来ればそれだけで墓地活用系のカードをメタった事にもなります。


何より一番重要なのはデッキ自体が非常にピーキーな内容にもかかわらず、一日のやり直しを採用していることによってマリガンに対して非常に合理的な回答を用意出来ている点だと思います。(どんなにマリガンしても、3ターン目によどみなく一日のやり直しが打てた場合はマリガン事態を無かった事に出来る為、初手を厳選しやすい点で潜在的に質的なアドバンテージを得ているとも言えます)

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