オリジンスタンダード・デッキ案【白黒リリアナ】
オリジンスタンダード・デッキ案【白黒リリアナ】
オリジンスタンダード・デッキ案【白黒リリアナ】
「異端の癒し手リリアナ」を使ったデッキを考えてみました。

新リリアナはアグロデッキに投入するには3マナ域として弱く、コントロールデッキに投入するにはお膳立てが必要な為、かなりくせの強いカードだと思います。

したがって、彼女のポテンシャルを引き出すにはシナジー重視の構築を目指すのが妥当かと思います。

ただ、シナジー重視の構築は純粋に速い赤単系のデッキに弱く、また個々では弱目なカードを多く採用する傾向が強い為ミッドレンジの様な全体のカードパワーが高いデッキにも自力負けしやすいと、上手く構築しないとただの紙束に成り下がってしまいます。

結構真剣に考えた結果、下記のリストとなりました。


【白黒リリアナコントロール】

生物
4 カルシのサディスト
3 搭載歩行機械
2 スゥルタイの使者
4 異端の癒し手、リリアナ(反抗する屍術師、リリアナ)
2 通行の神、エイスリオス
  計15枚

呪文
3 胆汁病
1 究極の価格
3 英雄の破滅
2 悲哀まみれ
4 悪魔の契約
4 悲劇的な傲慢
2 闇の誓願
2 宮殿の包囲
  計21枚

土地
4 コイロスの洞窟
4 静寂の神殿
4 磨かれたやせ地
2 光輝の泉
1 ヨーグモスの墳墓、アーボーグ
5 沼
4 平地
  計24枚4(白マナ16枚 黒マナ18枚)


【解説】

デッキの方向性はカルシのサディストと悪魔の契約によるドレインが主な勝ち手段で、ぶっちゃけ戦闘ダメージは期待できないので20点吸い尽くすぐらいの構成です。

ちなみにカルシのサディストのテキストは下記の通り。



Qarsi Sadist / カルシのサディスト (1)(黒)
クリーチャー — 人間(Human) クレリック(Cleric)

濫用(このクリーチャーが戦場に出たとき、あなたはクリーチャーを1体生け贄に捧げてもよい。)
カルシのサディストがクリーチャーを1体濫用したとき、対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは2点のライフを失い、あなたは2点のライフを得る。
1/3



過去に調整してお蔵入りになった白黒エイスリオスデッキの後継版で、当時と比べるとサディストを使い回す手段としてリリアナ+宮殿の包囲、2マナの壁役として使者+歩行機械と同じ役割のカードを水増しして搭載できるようになった為、安定性が大幅に向上しました。

加えて悪魔の契約は本体火力・ドローに加えて、ハンデス+リリアナのハンデスによってコントロール相手にメガハンデス戦略も取れるようになった為、デッキを選ばず柔軟に対応することが可能になりました。

悠長な戦略なので契約破棄は必須ですが、エイスリオス+宮殿の包囲というアドバンテージを得られる2種のエンチャントを中核に据える事で悲劇的な傲慢による契約破棄を高確率で行えるように調整しています。(悲劇的な傲慢による契約破棄を行う場合は悪魔の契約の他にエンチャントをコントロールしている事が前提の為、その点では神はベストパートナーです)

ちなみにリリアナ→搭載歩行機械0マナキャストで即変身の動きはあながちネタではなく狙うべきタイミングは多いです。(ターンを返すと表リリアナの除去耐性は皆無なので)


【マッチアップ考察】

・対赤単

2マナで動けるカードを多めに搭載して悲哀まみれを2枚メインに積んでもなお、赤単のブン回りに対しては対応できません。

いかに序盤を凌ぐかが課題となり、5マナ生み出せる状態でライフが安全圏ならほぼ確実に勝ちに行けます。

サイドプランはエイスリオスや宮殿の包囲といった間に合わない置物系を抜いてニクス毛の雄羊の様な序盤に展開できてかつ場持ちの良いエンチャントに変更するのが妥当と思います。(悲劇的な傲慢で契約破棄を行う以上、デッキ全体のエンチャント枚数は極端に減らせない為)


・対コントロール&ミッドレンジ

基本的にはリリアナと悪魔の契約によるハンデスでリソースを削ぎながらエイスリオス+サディストで出来るだけ早く決着をつけるゲームプランをとる事になります。

アドバンテージの獲得に関しては墓地利用に秀でたこちらに分がありますが、ゲームプランが悠長なためウギンの様なまとめて置物を対処できるカードをケアする必要があります。


【サイドボード案】

上記のマッチアップ考察を念頭に置いたうえでサイドボードを選ぶとしたら、とりあえず下記の15枚となります。

3 ニクス毛の雄羊
2 無慈悲な処刑人
3 思考囲い
1 悲哀まみれ
2 完全なる終わり
4 無駄省き
  計15枚


赤単に対してエイスリオス・宮殿の包囲を抜いて、ニクス毛・悲哀まみれをサイドインして序盤を捌くことに注力する。

コントロール&ミッドレンジのアドバンテージの獲得勝負に対しては各種除去を抜いて、思考囲い・無駄省きのメガハンデス戦略を目指すプラン。また、契約破棄兼汎用除去として完全なる終わりを投入します。

悲劇的な傲慢と闇の誓願はデッキ内のカードタイプを変更しすぎると機能を損なう恐れがある為、サイドボード案は更にテストしながら吟味する必要があるかもしれません。(プロキシ回ししながら脈がありそうなら、調整していきます)

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